毎月の旅
年齢を重ねると、遠くへ出かけることは難しくなります。
それでも、行ったことのある土地の名前を出すと表情が変わる方がいます。行ってみたかった場所を、はっきり覚えている方がいます。
「もう行けない」で終わらせずに、その土地に触れる時間を月に一度つくることにしました。
その日は、ご本人が一番くわしい方になります
行き先は、ご利用者様の出身地や、思い出のある土地から選ぶことがあります。
ご自身の育った土地が行き先になった日、その方は一日じゅう質問を受けることになります。あの店はまだあるか、祭りは何月か、方言でなんと言うか。普段は聞き役でいらっしゃる方が、その日だけは教える側になります。
介護の場では、支えられる側であり続けることが当たり前になりがちです。月に一度、その関係が入れ替わる日があってよいと考えています。
旅の一日
1. どこへ行くか、みんなで調べます
地図を広げ、名所や名物、方言などを一緒に調べます。行ったことのある方には、その頃のお話をうかがいます。
2. その土地のものを食べます
行き先にちなんだ献立をご用意します。厨房と相談しながら、その土地らしい一品を毎回加えています。
3. 記念写真を撮ります
旅先の景色を背景に、皆さんで記念写真を撮ります。撮った写真は施設内に掲示しています。
次回のご案内
「毎月の旅」は施設内で行う企画です。実際に旅先へ出かけるものではありません。